チームを一つに、さらなるレベルアップ目指す 作新・田代健介主将

作新学院の田代健介主将
作新学院の田代健介主将

全国高校野球選手権大会栃木県大会の10連覇に向け、選手らの心を一つにまとめてきた。「この夏は、自分たちだけの夏ではない」。昨年の大会中止に泣いた先輩たちへ、何よりの恩返しができたと喜びをかみしめる。

新型コロナ禍で全体練習ができず、個人トレーニングに専念するしかなかった年明け。「一日一日を無駄にしないように」と、仲間とSNS(会員制交流サイト)で声をかけ合って意識の統一を図った。「主将の自分だけでなく、みんなが積極的に発信してくれて心強かった」と振り返る。

しかし、春季県大会は決勝戦で佐野日大に優勝を奪われた。「プレーにスピード感が足りず、自分たちの野球をできなかった」。今大会も出足が鈍く、3回戦ではノーシードの小山と接戦を演じた。試合後のミーティングで「このままじゃ、だめだ」と全員の意識が変わり、続く準々決勝から作新らしい攻撃的なスタイルを取り戻した。

「春季大会の続き。接戦を予想して臨んだ」という決勝戦。個人成績は内野安打1と物足りなかったが、「自分たちの持ち味『粘り強さ』を出し切れた」と満足げに語る。

県大会10連覇を果たしたことで、新たなスタートラインに立った。「甲子園での戦いに向け、まだレベルアップする余地がある。気を引き締め、てっぺんを目指したい」(山沢義徳)

作新学院10連覇 佐野日大との接戦を制す 高校野球栃木大会

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