2度目の五輪で初戦快勝 バドミントン・山口「試合ありがたい」

女子シングルス1次リーグ パキスタン選手と対戦する山口茜=武蔵野の森総合スポーツプラザ
女子シングルス1次リーグ パキスタン選手と対戦する山口茜=武蔵野の森総合スポーツプラザ

バドミントン女子シングルスの山口が24日、パキスタン選手に2-0と快勝した。

序盤から主導権を握り、わずか23分で仕留めた。5年ぶりの五輪で初戦を白星で飾り、「とりあえず初戦を突破できてよかった」とはにかんだ。

相手は世界ランキング146位。主要国際大会ではあまり当たらないランクの選手だ。国際オリンピック委員会(IOC)の招待枠で出場権が与えられ、五輪ならではの対戦となった。初の顔合わせで、山口は「なかなか当たらない国の選手なので、逆に緊張した」という。それでも、冷静沈着な試合運びで相手を寄せ付けなかった。2ゲームとも取られた得点は一桁。「そんなにバタバタせずにできた。全体的によかったんじゃないですかね」と満足そうだった。

新型コロナウイルス禍で国内で調整する日々が続いた。国際大会は今年3月の全英オープン以来。「感覚的にいろいろつかめるように」と臨んだ久しぶりの国際大会で、のびのびとプレーした。「まず試合ができるのがすごくありがたいこと。うれしかった」と喜びをかみしめた。

今大会は、連戦となる普段の国際大会と異なり、1次リーグでは試合がない日もある。調整のコツについて、「あまり気持ちを張り詰め過ぎずに、リラックスして過ごせたら」と話す。8強まで進んだ前回のリオデジャネイロ五輪に続く2度目の五輪にも、自然体で臨む。

(久保まりな)

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