高藤、悲願の金メダル 「直ちゃん、ありがとう」 実家で観戦の父親ら歓喜

柔道男子60キロ級の高藤直寿が勝利し、ハリセンをたたいて喜ぶ父憲裕さん(手前)ら=24日午後、栃木県下野市
柔道男子60キロ級の高藤直寿が勝利し、ハリセンをたたいて喜ぶ父憲裕さん(手前)ら=24日午後、栃木県下野市

「直ちゃん、ありがとう」。柔道男子60キロ級決勝で高藤直寿(パーク24)が24日夜、悲願の勝利を決めた瞬間、栃木県下野市の高藤の実家で、父親の憲裕さんは高々と両手を上げた。日本人第1号の金メダルに、「(金メダルは)親子の悲願だった」と愛息の快挙に号泣した。

この日は、新型コロナウイルスの影響で東京都内での観戦が中止となり、自宅に親戚、恩師ら約15人が集まり、新調した大型テレビの前で試合を見届けた。準々決勝のルフミ・チフビミアニ(ジョージア)との対戦では延長戦となりヒヤリとする場面もあったが、憲裕さん、母親の悦子さんは「集中、集中」と画面に見入った。

幼少期、柔道4段の憲裕さんに連れて行ってもらった地元中学校の関東大会を観戦したのをきっかけに、小学1年から柔道を始めた高藤。小学5、6年生で全国小学生学年別柔道大会を連覇して頭角を現した。強豪の東海大相模中学校を自ら選んで進学し、着実に力をつけた。

地元柔道クラブで指導し現在、後援会長を務める倉井洋治さんも駆け付けた。リオ五輪の銅メダルに続き、5年後に最高の結果を残した教え子に対し、「今日は成長した姿を見せてくれた。ありがとう」と目を潤ませた。

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