将棋叡王戦25日開幕 豊島叡王「自分の力が出せるよう」、藤井棋聖「3冠は意識しない」

(左から)藤井聡太二冠、豊島将之叡王
(左から)藤井聡太二冠、豊島将之叡王

将棋の豊島将之叡王(31)=竜王=に藤井聡太棋聖(19)=王位=が挑戦する第6期叡王戦五番勝負第1局が25日、東京都千代田区の神田明神で指される。

2人は現在、第62期王位戦七番勝負を戦っており、第3局まで終え、藤井棋聖が2勝1敗で王位初防衛まで、あと2勝としている。叡王戦では、タイトル保持者と挑戦者の立場を入れ替えて対戦する。

両対局者は24日、対局場で検分を行った後、記者会見に臨んだ。

豊島叡王は「疲労もなく、良い状態」としながらも、「王位戦では負けが先行してしまった。2局目、3局目でチャンスを生かせなかった」と王位戦について、振り返った。

一方、藤井棋聖は「良い状態で(叡王戦五番勝負を)迎えられた」とし、タイトル保持者と挑戦者での気持ちの違いについては、「自分としてはどちらも挑戦者という気持ちで戦う」と述べた。

王位戦は持ち時間各8時間で2日制だが、叡王戦は持ち時間各4時間で1日制。持ち時間の違いについて、豊島叡王は「決断良く、自分の力を出せるように指していきたい」、藤井棋聖は「より決断が必要となってくる。集中力を持って対局に臨んでいきたい」と、それぞれ語った。

藤井棋聖は叡王を奪取すれば自身初の3冠となる。しかし、藤井棋聖は「(3冠は)あまり意識しない。番勝負の結果については意識しない。自分の力を出せるようにしたい」と話した。

叡王戦は今期から洋菓子メーカーの不二家が主催している。