「小さな巨人」銀に悔しさも周囲に感謝 柔道・渡名喜

もっとも、ゆえなき自信でもなかった。宮田さんにすすめられ、他の門下生と同じように毎日つづった柔道日記。ほとんどの選手が漠とした精神論にとどまる中、渡名喜は自身の弱点を事細かに記した。組み方、技のかけ方…。どうすれば克服できるか。ノートの内容をすぐに練習に移した。

五輪が開幕した23日、宮田さんは渡名喜の携帯に「頑張って。為(な)せば成るよ」とエールを送った。

「為せば成す」。一言、返信が来た。縁起よくナスの絵文字が添えてあった。

24日の日本武道館。結果は銀メダルだった。「悔しい気持ちでいっぱいです。自分の弱さが出てしまった」。表彰台に笑顔はなかったが、「すごくたくさんの人に応援されて、それが力になった」と語り、周囲への謝意を伝えた。

(本江希望、田中充、原川真太郎)

渡名喜が銀 日本勢初のメダル 柔道女子48キロ級


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