【五輪プレスセンター日記】危険物を発見せよ 安全守る隊員たち

東京五輪のメインプレスセンター入り口でボディーチェックと荷物検査をする自衛隊員ら=22日、東京都江東区
東京五輪のメインプレスセンター入り口でボディーチェックと荷物検査をする自衛隊員ら=22日、東京都江東区

東京五輪開会式を翌日に控えた22日、メインプレスセンター(MPC)の入り口に近づくと、大勢の屈強な男たちがいることに気が付いた。東京五輪を支援するため自衛隊から派遣された隊員たちだ。

自衛隊員はMPCの入り口で来場者のボディーチェックや荷物検査の業務を担い、危険物の発見に努めていた。記者も検査を受け、荷物をとって去ろうとすると、はきはきとした声で「ありがとうございます」とお礼の言葉をもらった。

自衛隊は東京五輪・パラリンピックの警備や救護などを支援するため特別の支援団を編成し、約8500人を派遣。その具体的な任務は「競技会場周辺を含むわが国上空および周辺海域の警戒監視」だけでなく、式典における国旗の掲揚や医療サービスの提供、選手の救急搬送、沿道警備など幅広い分野にわたる。

フランスから来た新聞記者に自衛隊員がボディーチェックや荷物検査を担っていることについて感想を聞いてみた。「驚きはしないよ。ブラジルで2016年に開かれたリオ五輪では、そこら中に軍人がいたよ」。ロシアの通信社で働く記者は「安全を確保することは必要なこと。自衛隊が担うことは普通のことだよね」と語り、違和感を感じる様子はまったくない。

自衛隊側にも話を聞こうと隊員に声をかけたら「今は勤務中でありますので、お話をすることができません…」と丁寧に断られたが、自衛隊の勤勉さが伝わる返事だった。