23日の東京五輪開会式には、無観客となった一般枠とは別に、菅義偉(すが・よしひで)首相や国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長など国内外の来賓や大会関係者が出席した。大会組織委は延期が決まった後も約1万人の関係者出席を見込んでいたが、大幅に絞り込み、最終的には千人以下にとどまったとみられる。
大会名誉総裁を務められる天皇陛下のほか、小池百合子東京都知事や橋本聖子組織委会長、コーツIOC調整委員長も参列した。
一方、経団連、日本商工会議所、経済同友会の経済3団体はいずれもトップの出席を辞退した。最高位スポンサーであるトヨタ自動車の豊田章男社長も出席を見送った。