東京五輪の開会式は23日、クライマックスとなる聖火点灯を迎えた。最終ランナーであるテニス女子の大坂なおみがステージに設けられた聖火台に火を灯した。
聖火リレーは今年3月25日に福島県からスタート。日本全国をランナー約1万人とともに巡り、今月9日に東京に到着した。会場ではリレーの総集編映像が流された後、聖火ランナーが入場。元柔道選手の野村忠宏さんと元女子レスリング選手の吉田沙保里さん、元プロ野球選手の長嶋茂雄さん、王貞治さん、松井秀喜さんにつながれる。
脳梗塞で倒れ今も体に不自由のある長嶋さんは松井さんに支えられながら歩いた。続いて医師と看護師、パラリンピック選手の土田和歌子さん、宮城、岩手、福島3県の6人の子供たち、最終ランナーの大坂に聖火を託した。
トーチを受け取った大坂が階段の前に立つと、ステージ上に聖火台が登場。ゆっくりと階段を登り、聖火を灯し、トーチを高々と掲げた。