渋沢栄一の難民救済にメダル アルメニア大統領

渋沢栄一のひ孫雅英さん(左)にメダルを贈るアルメニアのサルキシャン大統領=23日、東京都北区
渋沢栄一のひ孫雅英さん(左)にメダルを贈るアルメニアのサルキシャン大統領=23日、東京都北区

来日中のアルメニアのサルキシャン大統領が23日、東京都北区の渋沢史料館を訪れ、実業家の渋沢栄一が1922(大正11)年にアルメニア人救済基金を設立し、アルメニア難民救済に尽力したことへの感謝を示す「ヘンリー・モーゲンソー大使メダル」を、同館を運営する渋沢栄一記念財団に授与した。

渋沢はオスマン帝国(現在のトルコ)から迫害されたアルメニア難民を救うために、日本でのアルメニア難民救済委員会のトップに就任し、民間などに広く寄付を呼び掛けた。日本人がかかわった最初の国際難民救済事業とされている。

この日はサルキシャン大統領が同財団の樺山紘一理事長、渋沢のひ孫の渋沢雅英相談役に謝意を述べ、メダルを雅英さんに手渡した。96歳になる雅英さんは報道陣に「渋沢栄一は何か問題があるとすぐ飛び出していって、解決する糸口を探す人だった。わざわざアルメニアから来てくれたことは非常に光栄で、ありがたいことです」と話した。