国際オリンピック委員会(IOC)がドーピング検査の不正防止を目的に設立した国際検査機関(ITA)のコーエン事務総長は22日、メインプレスセンターで記者会見し、東京五輪で約5000検体を採取する予定であることを明らかにした。
コーエン氏は検体採取の内訳について、試合直後に行う検査で3500検体、選手村など競技会場以外で1500検体を採取すると説明した。新型コロナウイルス対策によって選手村での滞在期間が通常よりも短いことなどから、実際に採取する検体数が予定よりも減る可能性があることも指摘した。
検査結果については24時間から72時間で出るとしている。