小林氏解任は「正しい決断」 米ユダヤ系団体幹部

小林賢太郎氏(Tokyo 2020提供)
小林賢太郎氏(Tokyo 2020提供)

米ユダヤ系団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(本部ロサンゼルス)のエーブラハム・クーパー副所長は21日、東京五輪・パラリンピック組織委員会が開閉会式のショーディレクター、小林賢太郎氏を解任したことについて「正しい決断を下した」と評価した。共同通信の電話取材に答えた。

クーパー氏は、小林氏はホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を扱ったコントを発表してから、内容を省みる十分な時間があったと指摘。「『私は間違っていた。謝罪したい』と申し出ていれば、このような状況にはなっていなかったはずだ」と語り、東京五輪に携わる段階で自ら対処すべきだったと訴えた。

その上で解任の決定は「この人物が開会式の中心的存在となるべきではないと誰もが受け止めたということだろう」との認識を示した。(共同)

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