東京五輪開会式、小池知事の装いは… 白? 和服? 緑?

23日に開幕する東京五輪の開会式に、小池百合子知事がどんな装いで登場するのかが、ひそかに注目されている。2016年リオデジャネイロ五輪の閉会式には着物姿で出席し、五輪旗を受け取った小池氏。「百合子グリーン」の定番カラーの服もある。さまざまなトラブルの末にたどりつく開会式。開催都市のトップは、どんなイメージを国内外に示すのだろうか。

百合子グリーン

開幕直前の19日、小池氏は報道陣の取材拠点となる都メディアセンターを視察した際、最近では珍しいパンツ姿で登場した。五輪を控え「気合の表れか?」などと声も上がったが、野外イベントなど足元の悪い場面が続くときには、しばしば身に着けていたようだ。

だが、小池氏の服装は実用一辺倒ではない。これまでも、服や色にさまざまな意味を込めてきた。その最たるものが「百合子グリーン」だろう。

平成28年の都知事選、小池氏は自民党や都議会を敵に回し四面楚歌(しめんそか)の状況だったが、クリーンな緑色をイメージカラーに、じわじわと支持を広げた。選挙期間中、小池氏はジャケットやスカーフなど必ず緑を身に着けたほか、支持者にも着用を呼びかけ、街頭演説は緑一色となった。

「晴れの舞台には白」

昨年の都知事選では、新型コロナウイルスの影響で屋外での選挙活動は少なかったが、ネット動画などにはやはり緑のジャケットで登場。一方、当選を決めた後は白のジャケットで報道陣の前に現れた。「これから勝負に臨むとか、晴れの舞台には白い服が多い気がする」と関係者は話す。

リオ五輪で注目を浴びた和装の選択肢もある。この時の着物は限られた場面でしか使えないほど高価なものだったといい、気合の入り具合がうかがえる。

古い服のリメークも

小池氏に近い人物によると、服装にはこだわるが、新しいものを次々と買うタイプではないという。最近は痩せたため若い頃の服が着られるようになり、古い服もリメークしている。

「東京だからこそできたんだという大会にしたい」と意気込みを語り、世界各国の首脳クラスが集まる晴れ舞台に臨む小池氏。秘書経験もある尾島紘平都議は「個人的には世界の人が注目するからこそ、リオ五輪の着物姿をもう一度見たい。どんな姿で現れるか本当に楽しみ」と語った。(大森貴弘)