鈴木福、目指せ仮面ライダー 映画出演で念願の第一歩

仮面ライダーセイバー(左)と「機界戦隊ゼンカイジャー」のゼンカイザーとともにポーズを決める鈴木福=東京都中央区(石井健撮影)
仮面ライダーセイバー(左)と「機界戦隊ゼンカイジャー」のゼンカイザーとともにポーズを決める鈴木福=東京都中央区(石井健撮影)

鈴木福(ふく)(17)が、仮面ライダー映画へ出演した。芸歴17年目で念願を果たし、ご満悦だ。子役から若手俳優へと成長したが、これが「夢に向けた第一歩」と語る。鈴木に話を聞いた。

謎の少年

鈴木が出演したのは、22日公開の「セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記」(田﨑竜太監督)。

今年はテレビの「仮面ライダー」シリーズが最初の「仮面ライダー」の放送開始から50年、「スーパー戦隊」シリーズも「秘密戦隊ゴレンジャー」から46年で45作目になることを記念して作られた映画だ。

両シリーズの歴代のヒーローが一堂に会する華々しい内容。鈴木は、両ヒーローの世界に大きな影響力をもつ「謎の少年」として登場する。果たして何者か。

出会いは3歳

「ウルトラマンは全く手つかず」と語るほどの仮面ライダー派。オートバイの玩具が好きで、3、4歳の頃、「バイクに乗るヒーローがいるんだよ」と父親が、当時の「仮面ライダー電王(でんおう)」を見せて以来のライダー愛だ。

小学1年生までは実在すると信じ、自分が次世代の仮面ライダーになるつもりだった。

45周年の際、あるインタビューで「50年を迎えたときこそ」と口にした出演希望が今回、実現した。

デビューは1歳

「本当にびっくりしました」。今年春に決まり、台本を手にしてから撮影まで2週間もなかったというが、「作品の流れなど、お芝居に関してはしっかり把握できました」というから、さすがだ。

幼児向け番組に出演してデビューしたのは1歳の頃。ドラマ「マルモのおきて」など子役として多方面で活躍。愛らしかった「福くん」も、もう17歳。最近は、映画「ゾッキ」(竹中直人監督)などで俳優として成長した姿を見せている。

備え

だが、仮面ライダー愛は衰えない。テレビ放送も熱心にチェックしている。

「最近は、自分が選ばれたときに備えた勉強の意味が大きいです」

実は、俳優として当面、最大の目標は「仮面ライダー」の主演なのだと明かす。「今回、映画で客演させていただき、これは第一関門突破。目標は、主演」と真剣なまなざしで語る。

4人きょうだいの長男。「福=ふく」を筆頭に、妹も弟も13画の漢字1文字、読みは2文字の名をもつ。13画は、姓名判断でよい運勢に恵まれるとされる。

「自分が正義の心が強いかなんて分かりませんが、悪いことをしたいとは思わない。(仮面ライダーの最初の敵組織)ショッカーでないことは確か。両親からの影響が一番大きいと思います」

「バイクに乗るヒーローがいるんだよ」。父は正義の子に育ってほしいと願ったか。子は今も仮面ライダーを目指す。(石井健)

22日から東京・新宿・バルト9、大阪・梅田ブルク7などで全国公開。1時間39分。

昭和46年に特撮番組「仮面ライダー」の放送が始まってから今年で50年。これを記念した作品は、さらに令和5年に映画「シン・仮面ライダー」(庵野秀明監督)の公開が控えているほか、4年には「仮面ライダーBLACK SUN」(白石和彌監督)もなんらかの形で発表される。