サッカー女子で膝つき 人種差別への抗議の意

試合開始前、人種差別に抗議し、片膝をつくサッカー女子英国代表の選手ら=札幌ドーム
試合開始前、人種差別に抗議し、片膝をつくサッカー女子英国代表の選手ら=札幌ドーム

東京五輪のサッカー女子で21日、札幌ドームで対戦した英国代表とチリ代表の選手が試合開始前に片膝をつき、人種差別への抗議の意を示した。今大会は表彰式や競技会場での政治的、宗教的、人種的な宣伝活動を禁じる五輪憲章第50条の規制が一部緩和され、一定の条件下での表現行為は可能になった。

試合開始前、人種差別に抗議し、片膝をつくサッカー女子英国代表の選手ら=札幌ドーム
試合開始前、人種差別に抗議し、片膝をつくサッカー女子英国代表の選手ら=札幌ドーム

事前に実施の意向を表明していた英国代表の選手がキックオフ前に片膝をつくと、チリ代表の選手たちも続いた。両チームの間で試合前の打ち合わせはなかった。チリのカレン・アラヤ選手は「英国の選手がやっていたのでやろうと思った」と語り、英国のステフ・ホートン主将は「結束の強さや連帯感を示せた。チリや他の皆とも一緒に、人種差別と闘っていきたい」と語った。

国際オリンピック委員会(IOC)の総会後に記者会見したバッハ会長は「それは許されている。(五輪憲章第50条の)違反ではない」との認識を示した。


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