来日首脳級は15人 「五輪外交」小規模に

会見に臨む加藤勝信官房長官=21日午前、首相官邸(春名中撮影)
会見に臨む加藤勝信官房長官=21日午前、首相官邸(春名中撮影)

加藤勝信官房長官は21日の記者会見で、23日の東京五輪の開会式に合わせ、約15カ国・機関の首脳級が来日すると明らかにした。菅義偉(すが・よしひで)首相にとって自国開催の五輪は各国首脳と会談する絶好の機会だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で、出席する首脳は近年の五輪と比べても圧倒的に少なく、「五輪外交」は小規模なものになりそうだ。

加藤氏は、首相と来日する首脳との会談について「対面外交が制限されるコロナ禍にあって、個人的な信頼関係を築く上でも大変重要な機会だ」と述べた。

首相は22~24日に、2024年パリ五輪開催地・フランスのマクロン大統領や、米国のジル・バイデン大統領夫人、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長らと会談する予定だ。

外務省によると、12年ロンドン五輪の開会式に出席した首脳級は約80人、16年リオデジャネイロ五輪は約40人。リオはジカ熱の流行があり、政府内には当初、今回も同程度との見方もあった。ただ、国によっては、感染力が強いとされるインド由来の変異株(デルタ株)の流行で感染が再拡大しているうえ、来日しても自国選手との接触禁止や行動制限を求められることなどから出席を見送る首脳が増えたとみられる。