夜8時以降も酒類提供可に 千葉・一部地域の「認証店」で

千葉県は21日、新型コロナウイルス対策と経済の両立に向けて千葉市内でモデル事業を行ってきた、厳しい感染防止基準を満たした飲食店に対する認証制度を、県内全域で本格実施することを決めた。蔓延(まんえん)防止等重点措置が適用されていない市町村の認証店は営業制限が緩和され、午後9時以降の営業や同8時以降の酒類提供が可能となる。県は26日から申請を受け付ける。

営業制限の緩和という動機付けで飲食店に確実な感染防止対策を促すとともに、将来の事業継続に向けた展望を示す狙い。熊谷俊人知事は、営業時間短縮(時短)などの要請に応じない飲食店が後を絶たない状況を念頭に「一律の要請は早晩限界を迎える。対策を取っているか否かでメリハリを利かせねば、飲食店との信頼関係は維持できない」と指摘した。

一方、重点措置が適用されている地域内の認証店で時短などを緩和するには国との調整が必要になる。

今回の本格実施に当たり、県は26店舗を認証したモデル事業の状況を検証。認証店や専門家、市町村などの意見をふまえ、認証基準としての項目数を追加した。今後は認証を得るため、アクリル板の設置やマスク着用をはじめとした計63項目のうち少なくとも49項目を満たす必要がある。

8月上旬にも新たな認証店の第1号が誕生。認証店に対しては、継続的に基準の順守状況を確認する。ただ、営業制限が緩和された認証店には協力金は支払われない。

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