西村康稔経済再生担当相は21日の記者会見で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に署名していたペルーが国内手続きを終え、通知先のニュージーランドに報告したと発表した。9月中旬に発効する。協定発効は8カ国目。
TPPは関税撤廃や、知的財産などの統一的ルールにより自由貿易を推進する枠組み。2018年3月に11カ国で署名し、このうち日本、メキシコ、シンガポール、ニュージーランド、カナダ、オーストラリア、ベトナムの7カ国で発効済み。ペルーは残るブルネイ、チリ、マレーシアとともに早期の手続き完了が期待されていた。
英国も今年2月、TPPへの加入申請を行い、交渉が事実上始まっている。