北朝鮮でも猛暑、干ばつ懸念 コロナ対策徹底も指導

扇子や日傘で日差しをよける平壌市民ら=20日(共同)
扇子や日傘で日差しをよける平壌市民ら=20日(共同)

北朝鮮各地で猛暑が続き、同国メディアは日射病などに注意するよう促す一方、新型コロナウイルス対策をさらに徹底するよう呼び掛けている。干ばつによる農業への影響も懸念されている。

20日付の内閣などの機関紙、民主朝鮮はコロナ対策を巡り、住民らが暑さのためマスクを外したり、川や海に入って体を洗ったりしないよう指導を徹底するよう求めた。

朝鮮労働党機関紙、労働新聞によると、大部分の地域で最高気温33度以上を記録し、北部では35度以上の高温が続いている。同紙は干ばつが予想され、穀物生産が減少しないよう対策を立てるのが重要だと強調した。

北朝鮮は昨年、台風や洪水により農業が大きな被害を受けた。金正恩総書記は6月中旬の党中央委員会総会で食糧事情が切迫しているとし、農業に最優先に取り組むよう指示した。(共同)

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