旧大阪市庁舎議場を彩ったステンドグラス40年ぶり発見

約40年ぶりに発見された大阪市役所旧庁舎の議場を飾っていたステンドグラス=大阪市役所
約40年ぶりに発見された大阪市役所旧庁舎の議場を飾っていたステンドグラス=大阪市役所

大阪市北区の市役所旧庁舎で議場を彩っていたステンドグラス計40枚が約40年ぶりに見つかり、21日、報道陣に公開された。旧庁舎は大正10(1921)年の竣工(しゅんこう)で、ステンドグラスもそのころに制作されたとみられる。市は調査後、市民に公開するとしている。

市議会事務局によると、見つかったステンドグラスは5枚一組で8セット。5枚を扇形(縦74センチ、横143センチ)に組み合わせ、旧議場の壁にはめ込まれていた。幾何学的なデザインで、緑や青、朱色などが鮮やか。小さなひびや修繕した跡もあった。

旧庁舎は、周辺の市中央公会堂などと同時期に、中之島地区開発の一環として建設。大正時代の趣を感じさせる建築で市民に親しまれていたが、昭和57年に議場とともに解体された。

ステンドグラスは、庁舎解体後に行方が分からなくなっていたが、今年6月下旬、議場の物置スペースを整理していた市職員が発見。緩衝材に包まれ、板に挟まれていたという。

市は今後、汚れを落として詳しい制作時期などを調査。市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)に収蔵し、市役所でも一般公開することにした。市議会事務局の担当者は「きれいになったステンドグラスを見て、大正ロマンを感じてもらえたら」と話している。