国直轄で砂防ダム新設へ 熱海の土石流現場

土石流発生後の逢初川の砂防ダム=5日、静岡県熱海市(静岡県提供)
土石流発生後の逢初川の砂防ダム=5日、静岡県熱海市(静岡県提供)

国土交通省は20日、静岡県熱海市の土石流被害で土砂が流れ出た逢初川(あいぞめがわ)に国直轄の砂防ダムを新設すると発表した。国が設計、施工を担い、完成後は静岡県が管理する見通し。土石流の発生場所から約1キロ下流に建造する方向で、下流の住宅地への被害抑止につなげる。既存の砂防ダムの容量約4千立方メートルを上回る規模を想定している。

完成は1年以上先になる見込みで、国交省は当面の土砂災害防止に向けた対応として、新設する砂防ダムの近くにブロックを積んだ仮設の堤防を設置する。

土石流の発生場所周辺と約500メートル下流の既存の砂防ダム1基に堆積した土砂は、今後の雨で二次被害が発生する恐れがあることから、無人の建設機械を投入し遠隔操作で撤去する。

静岡県の川勝平太知事から7月15日に国直轄での砂防工事の要請があった。7月の大雨で一部が崩落した、同県の沼津市と清水町をつなぐ黄瀬川大橋についても国交省が県に技術支援を行い、8月末の復旧を目指す。

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