NY株急落、725ドル安 コロナ変異株に懸念

ニューヨーク証券取引所(AP)
ニューヨーク証券取引所(AP)

週明け19日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は急落し、前週末比725・81ドル安の3万3962・04ドルで取引を終えた。新型コロナウイルス変異株による感染再拡大への懸念から売り注文が殺到して全面安となり、下落幅は約9カ月ぶりの大きさとなった。欧州も19日の取引で大幅下落しており、投資家の不安心理が連鎖した。

事業活動などへの規制が再び強化され、世界経済の回復が遅れるとの見方が広がった。ダウ平均は7月中旬に最高値を更新していたため、いったん利益を確定しようとする動きも誘発。下げ幅は一時900ドルを超えた。

ハイテク株主体のナスダック総合指数も大幅下落し、152・26ポイント安の1万4274・98。

投資マネーが安全資産に移り、米国債は買いが活発化。米長期金利の指標となる10年債利回りは一時1・17%台と、約5カ月ぶりの低水準をつけた。外国為替市場では円高ドル安が進んだ。

個別銘柄では、航空機のボーイングや金融・旅行のアメリカン・エキスプレスが大幅安となった。(共同)