米議会襲撃の男に禁錮8月 初の判決、手続き妨害の罪

10日、米ワシントンの連邦議会議事堂周辺で、襲撃事件を受けて設置されたフェンスを撤去する作業員(AP)
10日、米ワシントンの連邦議会議事堂周辺で、襲撃事件を受けて設置されたフェンスを撤去する作業員(AP)

米首都ワシントンの連邦地裁は19日、1月のトランプ前米大統領(共和党)支持者による連邦議会襲撃に参加した南部フロリダ州の男(38)に、公的手続きを妨害した罪で禁錮8月(求刑禁錮1年6月)の実刑判決を言い渡した。米メディアによると、襲撃に絡み重罪で判決が出るのは初めて。当局は襲撃で500人以上を訴追した。

米メディアによると、男は1月6日、大統領選の結果を覆そうとして、民主党のバイデン現大統領の当選承認手続き中だった議事堂に乱入。「トランプ2020」と書かれた旗を掲げて上院本会議場に入った。

裁判官は「抗議活動ではなく、民主主義に対する攻撃だった。この国に何年も残る汚点を残した」と厳しく批判した。建物に対する損害賠償として2千ドル(約22万円)の支払いも命じた。事前に男が罪を認め、検察側がより軽微な他の罪の訴追を取り下げる司法取引が成立していた。(共同)