米、中国のハッカー攻撃に制裁措置も

サキ米大統領報道官(UPI=共同)
サキ米大統領報道官(UPI=共同)

【ワシントン=黒瀬悦成】サキ米大統領報道官は19日の記者会見で、中国情報機関傘下のハッカー集団によるサイバー攻撃を国際社会が一斉に非難したことに関し、単に攻撃を非難するだけでなく、「実際に行動する選択肢も持ち合わせている」と述べ、制裁や対抗措置も辞さない姿勢を強調した。

日米欧などが19日に出した非難声明は、制裁の発動には言及しておらず、ロシアのサイバー攻撃に対して制裁措置を発動したのに比べ「対応が緩い」との批判が米国内で出ていた。

サキ氏は「悪意のある行動に対しては、各国が協調した方が強い立場で対応できる」とし、同盟諸国と連携して中国に対処していく立場を打ち出し、中露で対応に差をつけることはないと言明した。

バイデン大統領も同日、記者団に、対中制裁の可能性について「現在、事実関係の詳細を調査中だ」とし、調査の結果をみて行動をとる姿勢を示した。また、中国のサイバー攻撃について「中国政府はロシア政府と異なり、自分たちで攻撃を仕掛けない代わりに、実行犯を保護し、便宜を図っているとみられる」と指摘した。