大阪市立小中で終業式 2年ぶりの長い夏休み始まる 

担任から通知表を受け取る2年生の児童=20日午前、大阪市港区(須谷友郁撮影)
担任から通知表を受け取る2年生の児童=20日午前、大阪市港区(須谷友郁撮影)

大阪市内の市立小中学校で20日、1学期の終業式が行われた。昨年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で夏休みが大幅に短縮されたため、児童生徒にとっては2年ぶりの長い夏休みに入った。

同市立磯路(いそじ)小学校(同市港区、児童数301人)では講堂で終業式が開かれ、糸井利則(としのり)校長が「やりたいこと、好きなことをして、また2学期に元気に集まりましょう」と呼びかけた。

式の後、各クラスで担任が宿題や通知表を配布。児童は宿題の内容を確かめたり、成績にガッツポーズしたりしていた。5年の窪田隼也くん(10)は「林間学校でみんなとお風呂に入るのが楽しみ」と話した。

昨年度の夏休みは、新型コロナの感染拡大に伴う長期休校の影響で大幅に短縮された。同市では今春の緊急事態宣言発令に伴い4~5月にオンラインなどによる自宅学習が行われ、授業に遅れが生じた学校もあったが、市教委によるとほとんどの学校で例年通りに夏休みがあるという。

会員限定記事会員サービス詳細