産経・FNN合同世論調査

内閣支持率、今年最低39%、ワクチン接種「順調でない」7割超す

出邸する菅義偉首相=19日午前、首相官邸(春名中撮影)
出邸する菅義偉首相=19日午前、首相官邸(春名中撮影)

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は17、18両日に合同世論調査を実施した。菅義偉(すが・よしひで)内閣の支持率は前回調査(6月19、20両日実施)から4・4ポイント減の39・0%で、今年1月以降最低となった。不支持率は3・9ポイント増の55・5%。政府の新型コロナウイルス対策を「評価しない」との回答は63・8%で、「評価する」の30・4%を上回った。ワクチン接種や酒類提供をめぐる混乱など、政府の新型コロナ対策への不満が支持率を押し下げた。

首相が感染対策の「切り札」とするものの、供給不足から自治体や職場で遅れの出ているワクチン接種の進捗(しんちょく)状況については、「順調に進んでいない」が70・5%で、「順調に進んでいる」の26・5%を上回った。ワクチン接種については「既に受けた」が48・8%「受けるつもりだ」が31・3%。「受けない」は4・2%にとどまり、変異株の感染が拡大する中で期待の大きさがうかがえる。

ワクチンの接種を証明する「ワクチンパスポート」の活用については、「商業施設や飲食店・旅行など、国内で幅広く利用できるようにすべきだ」との回答が50・3%で半数を超え、社会経済活動の早期回復を望んでいるようだ。

東京に4回目の緊急事態宣言を発令し、埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県の蔓延(まんえん)防止等重点措置と沖縄の緊急事態宣言を8月22日まで延長した政府の対応については、「もっと厳しくすべきだと思う」が44・8%、「妥当だと思う」が39・4%、「もっと緩和すべきだと思う」が12・7%だった。

酒類提供を続ける飲食店への対策として、酒類販売事業者に取引停止の要請などを行い、その後、撤回した政府の対応は、「妥当だったと思わない」が74・2%だった。

23日に開幕する東京五輪を「楽しみにしている」との回答は47・2%で、「楽しみにしていない」の49・2%と拮抗(きっこう)。東京五輪・パラリンピックのほとんどの競技を無観客としたことを「妥当だと思う」との回答は39・4%、「観客を制限して入れるべきだと思う」が24・4%。一方で「中止すべきだ」は35・4%にとどまった。

調査では、内閣支持率に関して回答が不明確な場合には、「どちらかといえば」と再度質問して回答を得た。