パナソニック、物流・流通現場の作業効率化アプリを強化

業務支援のアプリを導入しているパナソニックの部品倉庫(同社提供)
業務支援のアプリを導入しているパナソニックの部品倉庫(同社提供)

パナソニックは19日、顧客企業の物流・流通現場での作業状況を画像認識技術で把握し、人工知能(AI)を活用した業務支援事業を本格化すると発表した。供給網(サプライ・チェーン)の管理をデジタル化し、無駄な作業の削減や生産性の向上を図る。

サービス提供にあたり専用アプリを開発。物流倉庫から店頭までの従業員の作業や動線、商品の動きなどをセンサーやカメラで認識。その情報をAIが分析し、最適な在庫管理や輸送、人員配置、商品陳列などに生かしてもらう。

同社によると、これまで物流や流通の現場では従業員の経験に頼って業務計画が作成・運用されてきた。例えば流通現場で「シフト最適化」のアプリを導入すると、熟練者が数十時間かけていた1カ月分の勤務シフト作成の時間を約7割削減できるという。

輸送や倉庫での動線を最適化するアプリなどはすでに販売しており、ラインアップを拡充。継続課金サービスとして展開し収益性を高める。

パナソニックはサプライ・チェーン管理の効率化を手掛ける米ソフトウエア会社、ブルーヨンダーの完全子会社化を進めており、多数の世界大手メーカーを顧客に持つ同社との連携で相乗効果を狙う。