中国人姉妹殺害、被告男の差し戻し審初公判 横浜

横浜地裁
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横浜市中区のマンションの一室で平成29年7月、住人の中国籍の姉妹を殺害したなどとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われた無職、岩崎竜也被告(43)の差し戻し裁判員裁判の初公判が19日、横浜地裁(景山太郎裁判長)であり、岩崎被告は罪状認否で「黙秘します」と述べた。

検察側は冒頭陳述で、「殺害は計画的で、生命を奪った結果は重大。酌むべき事情はない」などと指摘。一方、弁護側は前回の無罪主張から一転し、「被告が犯人であるとしたら」との前提のうえで「交際していた姉妹の姉から偽装結婚を持ちかけられるなどし、悩んだ末の犯行」などと主張した。

30年7月の1審横浜地裁判決は、岩崎被告が凶器を使用していないことなどを重視し、懲役23年を言い渡した。31年4月の2審東京高裁判決は、1審判決の量刑の判断に誤りがあったとして破棄し、審理を地裁に差し戻した。昨年1月、最高裁第3小法廷は岩崎被告の上告棄却を決定し、2審判決が確定。改めて裁判員裁判で審理されることになった。

起訴状などによると、岩崎被告は平成29年7月、姉妹が暮らす部屋に侵入し、中国籍で姉の陳宝蘭さん=当時(25)=と妹の宝珍さん=同(22)=を殺害。2人の遺体を神奈川県秦野市内の山林に遺棄したなどとしている。

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