花田紀凱の週刊誌ウォッチング

(831)何を仕掛けてくるかわからない

臨時の記者会見を行う東京都の小池百合子知事=8日夜、都庁
臨時の記者会見を行う東京都の小池百合子知事=8日夜、都庁

情けないのは国民民主党の玉木雄一郎代表と、自民党の中谷元・元防衛相だ。都議選で、都民ファーストが意外に善戦したのを見て、早速、小池百合子都知事にすり寄っているという。

『週刊新潮』(7月22日号)のトップは「女性初『小池総理』への道ならぬ道」。

〈「玉木さんはしきりに小池さんとの関係をアピールしていますよ」と、政治ジャーナリスト。「小池さんが入院した時にも〝彼女にメールした〟と吹聴し、都民ファの議席数を見て〝さすがだね〟と絶賛していました。(中略)国民民主党は衆参あわせても19議席という小所帯で、党の存続すらも風前の灯(ともしび)。そこで、小池さんとの連携を模索しているのです」〉

一方の中谷元防衛相。

〈所属する谷垣グループの会合で7日、「衆院選後、小池新党との保守合同を真剣に検討すべきではないか」と発言した〉

当の小池知事、菅義偉総理がコロナ対策で苦労しているのを尻目に、

〈間隙(かんげき)を縫って、小池知事は着実に外堀を埋めている。公明党対策だ〉

『新潮』は〈小池知事が恋焦がれてきた「初の女性総理」という称号〉には厳しい見方だが、何を仕掛けてくるか分からないのが、小池都知事の怖さだ。

もう1本、七尾和晃さん(ノンフィクション作家)のリポート。「現地ルポ すでに『地上の楽園』NY 世界が仰天『五輪無観客』東京との決定的違い」に注目。

米国医療関係者の次の言葉は重い。

〈「アフターコロナとは、ゼロコロナの社会ではなく、コロナ耐性のある社会活動(中略)。ニューヨーカーのように『コロナに罹(かか)っても重症化して死ななければただの風邪』という考え方で、とにかくワクチンを打つのが有効です」〉

『ニューズウィーク日本版』(7・20)は「DX ビジネスの何が変わる?」の大特集。

DXは、デジタルトランスフォーメーションで〈一般的に「デジタル技術を使って社会や生活をより良くしていくこと」〉だそうだが、ま、読んでみてください。(月刊『Hanada』編集長)