大川小の震災遺構で式典 84人犠牲の教訓考える場に

震災遺構として整備された大川小の校舎前で開かれた式典で黙とうする遺族ら=18日午前、宮城県石巻市
震災遺構として整備された大川小の校舎前で開かれた式典で黙とうする遺族ら=18日午前、宮城県石巻市

東日本大震災の津波で児童74人と教職員10人の計84人が犠牲となった宮城県石巻市立大川小の校舎が震災遺構として整備され、18日式典が開かれた。市が遺族の意見を取り入れながら、展示施設や案内板を整備した。午後から一般公開が開始。

校舎前で開かれた式典では遺族ら約80人が黙とうし、献花台に花を手向けた。斎藤正美市長は「二度と同じような犠牲者を出さないよう津波の恐ろしさ、学校の事前防災の在り方を自分事として考え、今後の行動に役立ててほしい」と訴え、多くの人の訪問を望んだ。

木造平屋の展示施設には、津波が襲ったとみられる時刻を指したままの教室の時計や、泥で汚れた一輪車などを公開。校舎内には立ち入れないが、中庭や校庭から教室の中の様子を確認できる。

付近には津波が襲うまでの出来事などを説明した案内板を約10カ所設置。訪れた人が追悼する広場も整備した。

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