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産経抄

7月18日

身も蓋もない言い方をすれば、世の中は2種類の人に分かれる。相手を待たせる人と、待つ人である。放縦な恋で数多(あまた)の浮名を流した平安歌人の在原業平は、「待たせる派」だった。待つことへの耐性の乏しさを伝える挿話が『伊勢物語』にある。

▼知人を訪ねたところ、折悪(あ)しく留守だった。待てども帰らず、しびれを切らして詠んだ歌が〈今ぞ知る苦しきものと人待たむ里をば離(か)れず訪(と)ふべかりけり〉という(第48段)。待つ身の苦しさが分かった。恋人に待ちぼうけをさせず、まめに通っておけばなぁ―と。

▼〈むかし、男ありけり〉の有名な書き出しが、ときに「昔、色好みの男がいた」と現代語訳されるのもうなずける。逢瀬(おうせ)の度に朝帰りを重ねた業平の手帳は、平日と休日がどこで線引きされていたのだろう。詮索の指で関連図書を繰ってみたが、真相は分からない。

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