東京五輪「完全な失敗」 米紙「熱気は敵意に」

米紙ワシントン・ポスト電子版は17日、開幕を23日に控えた東京五輪について、これまでのところ「完全な失敗に見える」と指摘し、1964年の東京五輪のように日本に誇りをもたらすことは期待できないと伝えた。新型コロナウイルス流行の影響で国民に懐疑論が広がり、当初の五輪への熱気は敵意にすら変わっていると報じた。

同紙は64年の東京五輪について、日本が第2次大戦の敗戦から立ち直ったことを象徴し、大規模なインフラ整備も進んだと説明。「これに匹敵する続編を作るのは当初から難しかった」とし、今回の五輪は首都圏での無観客開催が決まったことで経済効果も期待できないとした。

五輪関係者が利用する東京都内のホテルが新型コロナ対策として館内エレベーターに「日本人専用」「外国人専用」と掲示したことなどを挙げ、日本の「おもてなし」を示すはずだった五輪は「内向きで外国人を警戒する別の日本像」を浮き彫りにしたと伝えた。(共同)

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