翔タイム!大谷

大リーグはいま「SHOW TIME」で動いている!?

投球前にグローブを見つめるエンゼルスの大谷=デンバー(USA TODAY)
投球前にグローブを見つめるエンゼルスの大谷=デンバー(USA TODAY)

野球の神様、ベーブ・ルースを上回るような活躍を見せる大谷をどう生かしていくか。特別ルールだけではない。今回のオールスター戦を盛り上げるため、大リーグは、大谷が単独出演する30秒CMを、テレビ放映や公式ホームページのトップページで大々的に公開した。

CMは今季の二刀流での活躍シーンを英語や日本語、スペイン語の実況を交え、「天才」「全てにわたるスター」「胸を高鳴らせる男」「スピード違反」とたたえ、「オールスター戦の歴史で初めての二刀流。さあ、ショウタイムの始まりだ」と紹介する内容。これも過去に例がないという。

さらに、選手の間でも大谷のプレーと行動を認める方向が大勢を占めるようになってきた。大リーグの慣習や〝暗黙のルール〟の一部が変わりつつあるのだ。

例えば、試合中、極端な右に寄った守備シフトを敷いているとき、がら空きの三塁線にバントし、安打にしたことがあったが、特に反発はなかった。また、対戦時に折れたバットを打者に手渡すシーンにファンばかりか、当のバッターも目を丸くしたこともあった。

スポーツ専門局ESPNは「今後の大リーグで変わり得ない3人」の1人に大谷の名前を挙げた。「大谷が打つ、投げる、走る、そのプレーは全てがイベントだ。彼が大リーグに来たとき、誰がこの状況を想像し得ただろうか」と伝えた。

二刀流で注目を浴びたオールスター戦だったが、中継したFOXテレビによると、米国内の視聴率は「過去最低の4・5%」。大リーグにとって、さらに大谷の力が必要となってくるかもしれない。(運動部 佐竹修仁)

会員限定記事会員サービス詳細