ワクチン月内に5割接種 首相明言、総裁選出馬も表明

東京オリパラ競技大会推進本部で発言する菅義偉首相=16日午前、首相官邸(春名中撮影)
東京オリパラ競技大会推進本部で発言する菅義偉首相=16日午前、首相官邸(春名中撮影)

菅義偉(すが・よしひで)首相は17日、読売テレビの番組に出演し、新型コロナウイルスのワクチンについて、月内に1回目の接種を終える国民が5割に達するとの見通しを示した。15日現在で少なくとも1回接種した国民は全体の32・2%。首相はまた、希望者全員が2回目の接種を終える時期については「10月から11月までの早い時期」と述べた。

首相はこれまでもワクチン接種完了時期を「10月から11月」と説明していたが、接種スピードについて「1日120万回だ。当初の予想より多い」と強調。より早い時期の接種完了を目指す考えを示した。病床確保や迅速なワクチン承認を可能にする法改正に関しては「一段落した時点で絶対やりたい」と改めて強調した。

一方、首相は9月末に任期満了を迎える自民党総裁選について「出馬するというのは、時期が来れば当然のことだろう」と述べた。首相が総裁選への出馬を明言したのは初めて。

内閣改造については「まずワクチン対策に今の内閣で全力を挙げていくことが大事だ」と述べ、慎重な姿勢を示した。また「私の(党総裁)任期も限られている。衆院(議員)の任期も同じだ。そうした中で(衆院)解散・総選挙も視野に入ってくる」と述べた。

23日に開会式を迎える東京五輪に関しては「主催が東京都ということで遠慮していた部分も正直ある。しかし、国と東京都が一体となって進め、国民に理解してもらいたい」と述べた。