16年前の強姦致傷罪、実刑 PTSDとの因果関係認定

神奈川県厚木市で平成17年、当時高校1年の女性に性的暴行をし、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負わせたとして、強姦致傷罪などに問われた無職、三ツ木努被告(43)の裁判員裁判で、横浜地裁小田原支部は16日、懲役8年(求刑懲役10年)の判決を言い渡した。判決理由で、佐脇有紀裁判長は「被害者のトラウマ体験は一連の犯行によって生じたと考えられる」とし、PTSDと事件の因果関係を認めた。

検察側の冒頭陳述などによると、被告のDNA型が現場の遺留物と一致した30年10月の時点で、強姦罪の時効(10年)が成立。横浜地検小田原支部は、事件で女性にPTSDなどを負わせたことが「傷害」に当たるとして、令和2年7月に強姦致傷罪と強制わいせつ致傷罪で起訴した。

被告は起訴内容を大筋で認めているが、弁護側は罪は強姦と強制わいせつにとどまると主張。免訴を求めている。

起訴状などによると、三ツ木被告は17年7月19日夜、路上で女性を襲って性的暴行をし、様子を携帯電話で撮影するなどしたとしている。

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