平成19年に最大震度6強を観測し、15人が亡くなった中越沖地震の発生から14年となった16日、多くの犠牲者が出た新潟県柏崎市で避難訓練が行われた。1人が亡くなった同市北鯖石地区では発生時刻に近い午前10時の防災無線を合図に、住民らが自宅で避難の手順を確認。玄関先に無事を知らせるタオルをかけてから、近くの避難場所に向かった。
新型コロナウイルス対策のため、住民らはマスク姿で参加。同地区では約800世帯が対象で、応急処置も練習した。
中越沖地震では、柏崎市を中心に新潟県で15人が死亡し、長野、富山を含む3県で計2346人が重軽傷を負った。東京電力柏崎刈羽原発では、変圧器で火災が発生、微量の放射性物質を含む水が海に流出した。