高校野球埼玉大会、有観客へ移行 「臨場感違う」

有観客で開催された浦和学院と越谷南の対戦を観戦する人たち=16日午前、埼玉県営大宮公園球場(深津響撮影)
有観客で開催された浦和学院と越谷南の対戦を観戦する人たち=16日午前、埼玉県営大宮公園球場(深津響撮影)

第103回全国高校野球選手権埼玉大会(県高野連など主催)は大会6日目の16日、3回戦が始まり、有観客開催へ移行した。1、2回戦は新型コロナウイルス対策で無観客開催とし、3回戦以降に限って観客を入れると決めていた。昨年の102回大会は感染拡大の影響で中止になったため、観客が見守る中での大会は2年ぶり。球場に足を運んだファンたちは「臨場感が違う」と喜びを口にした。

強豪・浦和学院に越谷南が挑んだ県営大宮公園球場(さいたま市大宮区)の第1試合には、多くの高校野球ファンが観戦に訪れた。

浦和学院を応援するために駆け付けた同市見沼区の40代の主婦は「ドキドキです」と声を弾ませてスタンドに向かい「球場で観戦すると感動の仕方が違う」と熱っぽく語った。

埼玉県蕨市の男性会社員(69)は「現地はいいですよ。テレビとは臨場感が違う」。同県吉川市の会社員、後藤省吾さん(34)も「バットの金属音、グローブで捕球する音まで聞こえて迫力がある。生で見て感動した」と興奮した様子だった。

感染拡大防止策として、大声を出して応援することを禁じるなどの措置が講じられたが、試合が終わると選手たちに大きな拍手が送られた。

観戦チケットは、感染拡大前の101回大会まで行っていた球場での販売はなく、インターネット予約サイトとコンビニエンスストアに限って売られている。

30年以上前から球場で大会を観戦してきたという、さいたま市浦和区の加藤龍三さん(80)は「球場で見ないと高校野球じゃない」と有観客開催を歓迎する一方、チケットの販売方法には「高齢者にはやりにくい」と不満を漏らした。(深津響)

会員限定記事会員サービス詳細