国からの供給が減少した米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンについて、群馬県は全納入量に対する県内市町村の在庫量が約4割に上るとの調査結果を明らかにした。把握されていない分もあり、引き続き正確な在庫把握を進め、今後の接種計画に生かす。
県は市町村に対し4日時点の接種実績や在庫などを聞き取り調査した。それによると、納入済みワクチンは125万3655回分。うち接種実績は67万3327回分(53・7%)で、在庫量は48万6419回分(38・8%)だった。
在庫は市町村が保管する2回目接種分のほか、医療機関で抱えていたり、接種記録システム「VRS」への入力が遅れ在庫扱いになっていたりする分も含まれているという。
今回の調査で把握できなかった実態不明分は9万3909回分(7・5%)あった。市町村で引き続き実態把握に務める。