千葉・鋸山、日本遺産「候補地域」に

千葉県富津市と鋸南町が目指していた両市町にまたがる鋸山(のこぎりやま、標高約329メートル)を中心にした地域の日本遺産について、文化庁は16日、「候補地域」に認定した。富津市は「鋸南(きょなん)町と共同で3年間取り組みを行い、4年後の日本遺産認定を目指す」としている。

同市によると、鋸山の同町側の日本寺を中心とする仏教関連遺跡などと同市側の石切り場跡の産業遺跡を一体化し、観光振興につなげる「日本遺産」の認定を昨年1月、文化庁へ申請したが認められなかった。同庁が掲げていた全国100件程度の遺産認定の目的数が達成されたため、同庁は新規認定を目指す地域を「候補地域」とする制度を新たに設けた。両市町は今年3月、「天空の岩山が生んだ信仰と産業」とのタイトルで「候補地域」への認定を行っていた。

今後3年間の活動が評価されれば、正式認定となるため、官民一体の「鋸山日本遺産候補地域活用推進協議会」(仮称)を設立し、鋸山を舞台に地域活性化や国内外への魅力発信に取り組む。高橋恭市市長は「鋸南町と共同で日本遺産認定という次なるステージを目指す」とコメントした。