「時短要請はいつも急」仙台市の業者困惑

営業時間の短縮が要請され、東北最大の繁華街である「国分町」でも客足への影響が懸念される=16日、仙台市
営業時間の短縮が要請され、東北最大の繁華街である「国分町」でも客足への影響が懸念される=16日、仙台市

16日に行われた宮城県の新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、21日から8月16日まで仙台市内の酒類提供や接待を伴う飲食店に午後9時までの営業時間短縮を要請することを決めた。今月21日から県内で始まる東京五輪のサッカーの試合が有観客で開催されるのに伴い、人の流れの拡大を懸念した措置だが、仙台市の飲食店からは再度の時短要請に「決まるのがいつも急」と困惑が広がった。

仙台市青葉区の飲食店「HONA仙台」で代表を務める安藤浩樹さん(38)は「(時短要請は)びっくりしたが、(感染拡大の傾向を考えると)仕方がないという気持ちの方が大きい」と一定の理解を示した上で「夏場はビールやサワーなど(酒類が)出やすく、書き入れ時。それだけに、どの飲食店にとっても打撃は大きいのでは」と嘆く。

仙台市全域では時短要請が6月13日に終了し、14日から約2カ月半ぶりに通常営業が再開されたばかり。安藤さんは「(時短要請は)決まるのがいつも急。時短要請は(飲食店にとって)準備すべきことも多いので、ある程度余裕をもって知らせてほしい」と訴えた。

一方、感染対策を徹底していることを県が独自で示す認証を取得した店は、今回の時短要請で対象外となった。仙台市青葉区の「鉄板 松阪屋」では認証を取得しており、今回の時短要請は対象外となったが、同店のオーナー、渡辺啓将さん(29)は「街全体で客が減れば、売り上げは減少しかねない」と危機感をあらわにした。