和歌山「正論」懇話会

李相哲氏「文政権後 日韓関係好転する」 

和歌山「正論」懇話会で講演する李相哲・龍谷大教授=和歌山市
和歌山「正論」懇話会で講演する李相哲・龍谷大教授=和歌山市

和歌山「正論」懇話会の第99回講演会が16日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれ、龍谷大教授の李相哲(り・そうてつ)氏が「文在寅(ムン・ジェイン)後の韓国・北朝鮮」と題して講演した=写真。来年3月の韓国大統領選について「文政権の失政や相次ぐ不正行為に多くの国民が失望しており、保守勢力の野党が候補を一本化すれば、当選する確率が高い」とし、「文政権後の日韓関係は好転する」との見通しを示した。

講演で李氏は「『脱原発』政策を推進してきた文政権が、北朝鮮への原発建設支援を検討したとの疑惑も持ち上がっている」などとし、「文政権の政策は一貫性もなく、無責任」と批判。「有権者の5割以上は政権交代を望んでいる」と述べた。

また「次期政権が野党になれば日韓関係は好転し、韓国側も自由主義を標榜する国々との協調を優先する流れになる」とした。

和歌山「正論」懇話会の開催は1年7カ月ぶり。新型コロナウイルス感染症対策を徹底して実施した。

会員限定記事会員サービス詳細