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「ゲーミフィケーション」 生活改善・人材育成にゲーム要素

日本には任天堂やソニー・インタラクティブエンタテインメント、スクウェア・エニックス、カプコン、コナミなど、家庭用ゲーム機大手からソフトメーカーまで世界有数のゲーム会社が集積している。スマホ向けゲームでもDeNAなどがアジアを中心に海外展開を加速している。

日本におけるゲーム産業の厚みはゲーミフィケーションの開発や導入を後押しする要素だ。ゲーミフィケーションの浸透は、デジタル化で出遅れた日本経済を刺激するカギになる可能性もある。

20兆円ゲーム市場 アジアが過半数

オランダの調査会社ニューズーによると、2021年の世界のゲーム市場は前年比1・1%減の1758億ドル(約20兆円)で、新型コロナウイルス禍で急拡大した前年と同水準となる見込み。スマートフォンとタブレット端末向けの市場規模の合計は市場全体の5割を超えた。

世界のゲームプレーヤー数は同5・3%増の30億人で、アジア太平洋地域が16億1500万人と過半数を占める。中国市場の拡大が主な要因で、ゲーミフィケーション市場も、伝統的な北米・欧州市場と新興の中国市場が牽引(けんいん)するとみられている。

ただ、巨額の資金でゲームを開発する中国メーカーの成長は著しく、日本市場は攻勢をかけられているのが現状。ゲームから広がっていくゲーミフィケーション市場も見据えた覇権争いも激化するとみられる。

(経済部 高木克聡)