池袋暴走事故公判

論告求刑公判始まる 遺族が最終意見陳述へ

東京地裁が入る建物(今野顕撮影)
東京地裁が入る建物(今野顕撮影)

東京・池袋で平成31年4月、乗用車が暴走して通行人を次々とはね、松永真菜(まな)さん=当時(31)=と長女、莉子(りこ)ちゃん=同(3)=が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告(90)の公判が15日、東京地裁(下津健司裁判長)で始まった。

この日は検察側の論告・求刑が行われる予定。被害者参加制度を利用して公判に臨んできた真菜さんの夫、拓也さん(34)ら遺族が最終意見陳述を実施する見込みのほか、弁護側の最終弁論も予定されている。

飯塚被告は昨年10月の初公判で「心からおわび申し上げる」と遺族に謝罪したものの、公判では一貫してアクセルとブレーキの「踏み間違えはなかった」と主張している。今年4月と6月に行われた被告人質問でも、無罪主張を崩さなかった。

遺族らの処罰感情は強く、検察側がどのような求刑をするかが注目される。

■池袋暴走事故公判詳報「妻と娘の名前言えますか」 遺族の被告人質問始まる(6月21日)