独禁法訴訟「カーン氏除外を」 フェイスブック、米当局に要求

【ワシントン=塩原永久】米交流サイト大手フェイスブックは14日、独占禁止法(反トラスト法)違反で同社を訴えた米連邦取引委員会(FTC)による訴訟に、リナ・カーンFTC委員長が関与しないよう求める請願書をFTCに提出した。米IT大手の市場支配を厳しく批判してきたカーン氏が関わるのは公平性に欠けると主張している。

巨大IT企業に対するFTCの調査では、米アマゾン・コムもカーン氏の除外を要求。IT大手が規制当局に抗戦する構えを強めている。

フェイスブックは請願書で、カーン氏が一貫して同社の独禁法違反を主張しており、係争中の案件に関わるのはふさわしくないと訴えている。

米メディアによると、係争案件から外れるかどうかは、カーン氏がみずから判断できるため、同氏が除外される公算は小さいとみられる。訴訟は6月に立証が不十分だとして棄却されたが、FTCが修正した訴状を7月末までに再提出すれば継続できる。

カーン氏は米コロンビア大の法学者で、巨大IT企業への規制強化を持論としている。6月にFTC委員長に就任した。