コロナ感染、9割超が50代以下 五輪中の拡大懸念 都モニタリング会議

新型コロナウイルスの感染状況を分析するモニタリング会議=15日午後、東京都庁
新型コロナウイルスの感染状況を分析するモニタリング会議=15日午後、東京都庁

新型コロナウイルスの感染状況を分析する東京都のモニタリング会議が15日、都庁で開かれた。6月半ば以降、新規感染者の9割超を50代以下が占め、感染者の主体が若・中年層に移行していることが報告された。専門家は、開幕目前の東京五輪でも若・中年層が応援や盛り上がりの中心になる可能性があるとして、大会期間中の感染拡大に懸念を示した。

一方、都は同日、新型コロナの感染者が新たに1308人報告されたと発表した。新規感染者が1千人を超えるのは2日連続で、前週の同じ曜日を26日続けて上回った。

直近7日間を平均した一日当たりの新規感染者数は882・1人で、前週比は132・9%。12日の緊急事態宣言再発令後も感染収束が見通せない状態が続き、モニタリング会議では、約131%の増加比が継続した場合、7月28日には1402人、8月11日には2406人の感染者が出るとの予測値が示された。

会議資料によると、3月23~29日は50代以下の新規感染者は73・4%だったが、6月15~21日には90・7%に達し、今月6~12日は92・8%に上った。現在は入院患者の4割を40~50代が占めている。

会議終了後、東京都医師会の猪口正孝副会長は若・中年層が感染の中心となっている現状を踏まえ、「五輪で盛り上がって会食したり集まったりするのはまさにその年齢層ではないか。感染がさらに拡大していくことを一番心配している」と述べた。

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