浪速風

野外繁殖規制、子供たちの力借りては?

アメリカザリガニ(環境省提供)
アメリカザリガニ(環境省提供)

ため池の縁に腹ばいになって、ちくわを結び付けたたこ糸を水の中に垂らす。忍び寄ってきた影でちくわが隠れて見えなくなったら少し待って、ゆっくり糸をたぐる。ザリガニ釣りは、身近に小さな自然が残る郊外で育った小欄にとって、最も手軽なレジャーの一つだった。地味な色の在来種より、赤くて大柄なアメリカザリガニの方がうれしかったものだ

▶環境省は、アメリカザリガニは生態系を脅かしている、として特定外来生物に指定し輸入や販売を規制する方向だ。指定は飼育も禁じるものだが、そうなると水槽から自然に放つ人も出かねない。例外扱いを検討するという

▶日本に連れてこられて何十年もかけて生息域を広げ、すっかりなじんでいると思ったが、やはり不自然だったのだ。規制で数を減らしていくとはいうものの、どこまでやれるか。もうすぐ夏休み。子供たちの力を借りられないだろうか。もちろん事故を防ぐために大人が付き添って。