軍艦島展示不十分のユネスコ決議案に加藤官房長官「適切に対応」

長崎市の端島(通称・軍艦島)
長崎市の端島(通称・軍艦島)

加藤勝信官房長官は13日の記者会見で、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」をめぐり、16日から中国・福建省で始まる国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会が朝鮮人労働者に関する表示などが不十分だとして「遺憾」を決議表明する見通しになったことに関し、日本側の立場を主張していく考えを示した。

加藤氏は、決議案の議論がこれから始まると前置きし、「明治日本の産業革命遺産について、わが国はこれまでの世界遺産委員会における決議・勧告を真摯に受け止め、政府が約束した措置を含めて誠実に履行してきた」と述べた。こうした日本の立場を踏まえ、加藤氏は会議の場で「適切に対応していきたい」と強調した。

12日に明らかになった決議案によると、日本に対し、長崎市の端島(はしま)炭坑(通称・軍艦島)での朝鮮人労働者の過酷な労働状況について理解を深める措置をとるよう改めて求める構えだ。