記者会見する福岡市の高島宗一郎市長
記者会見する福岡市の高島宗一郎市長

福岡市は13日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、公演の中止や延期などでダメージを受けた文化活動を支援するため、アーティストの市内での公演費用などを補助する制度を新設すると発表した。

新型コロナの感染対策を実施しているなど要件を満たした市内のライブハウスや劇場を登録し、その会場を市が認めたアーティストが利用した場合、最大で50万円を施設側に支給することで、事実上の〝無料開放〟となる。施設の公募は13日から8月2日までで、アーティストの申請は8月6日から26日まで。

市はすでに、ライブハウスなどがオンライン配信用に対応する費用を助成しているが、今回の事業は原則、観客が直接集まるライブ形式を対象とした。

あわせて、集客イベントの開催を支援するため、感染対策費用などの経費の8割、最大100万円を補助する制度も新設する。詳細は15日以降、市ホームページで公表する。

高島宗一郎市長は「文化の力で、コロナ禍での明日への希望を持つことができる。ぜひ制度を活用してもらいたい」と呼び掛けた。

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