英空母と海自護衛艦がアフリカ沖で共同訓練 海賊対処想定

英艦艇(奥)と共同訓練する海上自衛隊の護衛艦せとぎり=7月、アフリカ東部ソマリア沖アデン湾(防衛省提供)
英艦艇(奥)と共同訓練する海上自衛隊の護衛艦せとぎり=7月、アフリカ東部ソマリア沖アデン湾(防衛省提供)

岸信夫防衛相は13日の閣議後記者会見で、海上自衛隊の護衛艦せとぎりとP3C哨戒機がアフリカ東部ソマリア沖アデン湾で11、12日に英海軍の最新鋭空母クイーン・エリザベスと共同訓練を実施したと発表した。エリザベスを中核とする空母打撃群は、インド太平洋に向けて長期航海中で、自衛隊との訓練は初めて。空母に同行している米、オランダ両国の艦艇も加わった。 岸氏は「英、米、オランダと共に、世界の繁栄の礎である海上交通の安全を確保していく意思と能力を示した。今後も、打撃群との共同訓練を戦略的に実施していく」と述べた。

防衛省によると、訓練は海賊対処を想定し、洋上補給や艦艇の写真撮影をした。せとぎりとP3Cは、アデン湾の海賊対処行動に派遣されている。

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