オブジェ火災有罪判決、両親「息子の犠牲活かして」

火災のあった明治神宮外苑。献花台は撤去され、遠くに草野球の声が響いていた=1月、新宿区
火災のあった明治神宮外苑。献花台は撤去され、遠くに草野球の声が響いていた=1月、新宿区

東京都新宿区の明治神宮外苑で平成28年、アートイベントで展示中だった木製のジャングルジムのオブジェが燃え、遊んでいた幼稚園の男児=当時(5)=が死亡した火災で、重過失致死傷罪に問われた元学生2人に有罪判決が言い渡された13日、男児の両親がコメントを発表した。全文は次の通り。

今回の判決を迎えるまでのこの4年半は、私たち遺族にとってとても辛く長い時間でした。当時5歳だった息子は本当ならば今年で10歳を迎えたはずです。今頃どんな子になっていただろうかと考えない日はありませんが、今回やっと判決の日を迎えられたことで、息子の死を悼んでくださった多くの方々に、やっと一つ報告ができる事に安堵(あんど)しています。今回有罪となった学生らには、当時の行動を反省し、事故に対して真摯(しんし)に向き合ってほしいと願っています。

学生を監督する立場にある教員やイベント責任者が、誰も責任を問われることなく事件が処理されてしまったことは、私たち遺族にとっては納得することのできない結果です。子どもたちが安全に遊べるイベントの運営や遊具の管理など、息子の犠牲が、今後の対策に活かされることを心から望んでおります。

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