菅首相が熱海土石流現場を視察 線状降水帯予測「研究を前倒し」

静岡県の川勝平太知事、熱海市の斉藤栄市長と被害状況について意見交換し、記者会見する菅首相=12日午後3時45分、静岡県熱海市(代表撮影)
静岡県の川勝平太知事、熱海市の斉藤栄市長と被害状況について意見交換し、記者会見する菅首相=12日午後3時45分、静岡県熱海市(代表撮影)

菅義偉首相は12日、土石流が発生した静岡県熱海市伊豆山の被害現場を視察した。首相は視察後、同市内で記者団に対し、一定地域に強い雨を降らせる「線状降水帯」について「発生を予測するための資機材(の整備)、研究開発を政府として前倒しで進めたい」と述べた。

首相は川勝平太県知事や熱海市の斉藤栄市長から被害状況や要望を聞き取った。川勝氏らが民間物件を行政が借り上げる「みなし仮設住宅」の確保を求めたのに対し、首相は記者団に「前向きに対応したい」と強調。災害復旧事業への国の補助率を上積みする激甚災害指定に関しては「それに匹敵する対応は政府としてしっかりやっていきたい」と述べた。

首相はまた、斉藤氏から土石流が発生した原因究明を要請されたと説明した上で「できることは全てやるのが政府の基本的な考え方だ」と述べた。

土石流は3日、熱海市伊豆山で発生。これまでに10人が死亡、18人が行方不明となっている。